この度、第23回愛知県医学検査学会を東三河地区担当にて令和7年6月29日(日)、蒲郡市民会館において開催させて頂くことになりました。
本学会は毎年県下7地区による持ち回り制で開催されており、本年度で23回を迎えます。例年各地区の特色を生かした内容を盛り込みつつ、愛知県民の医療ならびに公衆衛生の向上を目的とした知見と見識の情報交換・共有の場となっており、特に若手技師の登竜門的な学会としても位置付けられております。
今回はメインテーマを「WELL-BEING」(ウェルビーイング)とし、WELL-BEINGとは「心身ともに幸せであること」である。自分の仕事に楽しさや誇りを持つこと、また職員同士の関係性が深まれば職場の雰囲気も良くなり、モチベーションも上がり能力が存分に発揮できる。それによりチーム医療への効果も発揮されるということになります。今まで議論されてこなかった「やりがい」「働きやすさ」「達成感」といったWELL-BEINGの考え方を取り上げることで、全ての年齢層のスタッフが「今の思い」を共有することができると考え、本学会のテーマとしました。シンポジウムでは今回のサブテーマを「~これからの臨床検査技師へ「継承と改革」~」とし、検査が自動化・効率化したことにより何が出来るか、何をすべきか、タスク・シフト/シェアを取り入れた働き方を「やりがい」「働きやすさ」「達成感」などを考慮し、今後の課題や解決策を提示し各施設での改革を進める足掛かりとなるシンポジウムにしたいと考えております。
地区特別企画では、蒲郡市民病院最高経営責任者の城卓志先生をお迎えし、市民病院と医師会が統合を図る3万人規模の健診データを起点に、行政・医療・介護等のヘルスケアデータを連携・集積し、市民と共有する「がまごおりデジタル健康プラットフォーム」についてのお話をしていただきます。
さらに若手技師の参加が多い学会であることから学術部の研究班にご協力いただき、ベテラン技師によるハンズオンセミナーを開催いたします。こちらは人数制限ありのためセミナー参加者は抽選とさせていただきますことをご了承ください。
以上が学会実行委員会にて企画した内容ですが、これらの企画が参加者にとって有意義なものとなり今後の臨床検査技師として大いに役立つ内容となることを期待しております。
最後に当学会の開催にあたりご後援いただきました愛知県、蒲郡市、愛知県医師会、愛知県病院協会をはじめ、共催、協賛をいただきました賛助会員、関連企業の皆様方に感謝申し上げます。また本学会運営にご尽力いただきました東三河地区の実行委員、実務委員、愛知県臨床検査技師会関係各位に御礼申し上げます。