臨床検査技師を目指す方へ
現役技師インタビュー
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中部大学
井上 千聖さん
「研究・教育現場からの医療発展への貢献」
私は中部大学大学院を修了後に臨床検査技師として病院での勤務を経て、現在は中部大学で助教として教育に携わっています。
中部大学出身の先輩臨床検査技師として臨床検査技師を志す学生の教育に携われることが最大のやりがいです。大学4年間で大きく成長する学生たちから刺激を受け、学ぶことも多く、とても充実した日々です。大学での「教育」は、共に育つ「共育」という気持ちで学生と向き合っています。学生にはいろいろなことに目を向け、自分の可能性を広げて欲しいと思います。
研究では、難病指定の遺伝性眼疾患である網膜色素変性症の治療法についての研究を進めています。網膜色素変性症は進行性で徐々に視機能が低下していく疾患で、確実に進行を止める治療法は確立されていません。私は新規治療法の確立を目指しており、研究成果は学会や論文で発表しています。
私は教育機関で働く臨床検査技師として、大学特有の「教育・研究」という両面から医療の発展に貢献したいと考えています。