臨床検査技師を目指す方へ
現役技師インタビュー
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藤田医科大学
星 雅人さん
「教育機関で働く臨床検査技師として」
私は大学卒業後、中規模病院と大学病院で臨床検査技師として働いておりました。その間、大学院に進学し博士号を取得し、臨床と研究を経験させていただきました。その後、現在の大学教育に従事しております。医学の発展には、「臨床」、「研究」、「教育」が必須であることは言うまでもありませんが、私自身この3つすべてを少ないながらも経験した上で、教育機関で働く臨床検査技師のやりがいを紹介させていただきます。
私自身が常に心掛けているのは、学生に臨床検査技師としての多様性を持たせることです。つまり、臨床検査技師だから免許を取って病院で働くという選択肢だけではなく、研究職や開発職等の様々な選択肢を学生に提供できることにやりがいを感じています。また、様々な病院や企業などから理由のわからない現象に対する相談を受けた際に、学生と共に基礎研究レベル(例えばネズミを使った実験)で証明・考察し、多施設・多職種の方々と連携できることにもやりがいがあります。
私の専門は臨床一般検査学です。毎日捨てている尿は、痛みを伴わずに採取できるすばらしい検体であり、全身の病気を早期に発見できる技術開発や研究、教育活動に日々奮闘しています。興味がある方は、是非遊びに来てください!